相続問題を弁護士に相談するメリット｜弁護士法人あんぎゃ法律事務所

相続問題は、法律的にも感情的にも複雑な側面を持っています。こうした問題を当事者だけで解決しようとすると、かえって事態を悪化させてしまう恐れがあります。相続問題は専門家である弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士に相続問題を相談することには、次のようなメリットがあります。

相続問題には、民法、税法、不動産法など様々な法律が関係します。弁護士はこれらの法律に関する専門的な知識を持ち、豊富な実務経験を有しています。相続問題の解決に向けて、最適なアドバイスを提供してくれます。

相続人間の利害対立が激しい場合、当事者だけで話し合いを進めるのは容易ではありません。弁護士は公平な第三者の立場から、各相続人の主張を整理し、合理的な解決に向けて調整をはかります。感情的な対立を避け、冷静に話し合えるようになります。

遺産分割協議書や相続関連の各種書類の作成、相続登記など、相続手続きには膨大な事務作業が伴います。弁護士がこれらの書類作成や手続きを代行することで、ご依頼者様は負担を大幅に軽減することができます。

相続問題を放置すると、紛争が深刻化し、解決が困難になる恐れがあります。弁護士へ早期に相談することで、紛争の芽を摘み、問題の拡大を防ぐことができます。また訴訟などの法的手段が必要な場合も、弁護士が適切に対応し、迅速に解決をはかります。

被相続人（亡くなった方）が遺言書を残していない場合は、法定相続分に従って遺産を分割することになります。法定相続分とは、民法で定められた相続人ごとの相続割合のことです。ただし相続人全員の合意があれば、法定相続分と異なる分け方をすることも可能です。

相続放棄をした相続人は、相続財産を一切受け取ることができなくなります。相続放棄をした相続人の相続分は、他の相続人に分配されます。ただし相続人全員が相続放棄をした場合は、相続財産は国庫に帰属することになります。

遺留分とは、特定の相続人に対して一定の相続分を保障する制度のことです。被相続人が生前に財産を贈与したり、遺言で特定の相続人に多くの財産を残したりしても、遺留分権利者は最低限の相続分を主張することができます。

相続手続きに要する期間は、ケースによって大きく異なります。争いのない場合でも、遺産の範囲確定や名義変更などに数ヶ月を要することが一般的です。遺産分割協議が整わない場合は、調停や審判を経ることになるため、さらに時間がかかります。早期に解決するために、早めに弁護士へご相談ください。